2010年は3D(立体)テレビ元年になると言われている。かつては娯楽施設などでしか見られなかった3D映像が各家庭でも楽しめるようになる日も近いだろう。時代は急速に立体映像へシフトし始めているのだ。
キヤノンにも、ユニークな立体映像技術がある。HMD(ヘッドマウントディスプレイ)を装着すると、目の前の空間に立体CGがまるで本物のように現れる。近付いたり視点の角度を変えたりして仮想物体を体感できるのだ。現実世界と仮想世界をリアルタイムで、しかもシームレスに融合させる「MR(Mixed Reality:複合現実感)技術」のなせる業である。
キヤノンの「MR技術」は基礎研究期を終え、すでに応用段階へ入っている。どのような仕組みで現実と仮想が融合されるのか。その融合によってもたらされるリアル感は現時点でどこまで可能なのか。そして、この技術の応用範囲は?MR技術の開発者4人に語ってもらった。
- インタビュー・構成
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須田 忠博(すだ・ただひろ)
1955年、福島県生まれ。通信社、出版社で編集業務を計8年。87年に独立し、編集プロダクションを創業。やがて取材・執筆に軸足を移し、フリーライターに。経営情報誌や転職情報誌で幅広く活動。近年は紙媒体よりもポータルサイトメディアへの寄稿が多く、技術・製品開発リポートをメインテーマのひとつとする。


