キヤノンは1984年、世界初のデジタル複写機を世に出した。その技術をコアにして、8年後にはFAX機能やプリント機能を持つオフィス向けデジタル複合機を発売した。以来、ネットワーク化、カラー化と歩を進め、ついにはユーザーのナレッジワークまで強力にサポートする複合機を登場させた。2009年に販売を開始した「imageRUNNER ADVANCE」シリーズである。
「imageRUNNER ADVANCE」はコピー、スキャン・送信、FAX、プリントの各機能の性能の高さもさることながら、使用目的に合わせ、ユーザーごとにカスタマイズができて使いやすい。また、ビジネス現場の既存システムとの親和性が高く、簡易ファイルサーバーとしても使用可能なため、業務の効率化を促す懐の深さを持つ。
「imageRUNNER ADVANCE」は、そのブランド名の一部「ADVANCE」が示す通り、ユーザーがビジネス現場でさまざまに機能を組み合わせて活用するほど「進化」し続ける複合機といえるだろう。
オフィス向け複合機の世界に新時代の幕が切って落とされた。「imageRUNNER ADVANCE」は複合機の使い方を一変させる可能性を秘めている。開発者4人に、同機の特徴や代表的な機能について、開発時のエピソードを交えながら話を聞いた。
- インタビュー・構成
-
須田 忠博(すだ・ただひろ)
1955年、福島県生まれ。通信社、出版社で編集業務を計8年。87年に独立し、編集プロダクションを創業。やがて取材・執筆に軸足を移し、フリーライターに。経営情報誌や転職情報誌で幅広く活動。近年は紙媒体よりもポータルサイトメディアへの寄稿が多く、技術・製品開発リポートをメインテーマのひとつとする。


