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ホーム > 技術のご紹介 > R&Dトピックス > スーパーマシンビジョン

知的ロボットの眼を創る スーパーマシンビジョン

「知的ロボット」が活躍する社会の実現をめざし、キヤノンは、撮像技術や認識技術、情報処理技術など、製品開発で培った技術をもとに、「スーパーマシンビジョン」の技術開発を推進しています。

スーパーマシンビジョン開発へのチャレンジ

人間は、明るさや色、コントラスト、質感、構図などの視覚情報を獲得した場合、経験から、それらの情報について大小、生物であるか否か、人間か否か、男性か女性か、危険か安全か、などを瞬時に認識し、判断します。一般に視覚情報は極めて情報量が多く、これを短時間に分析・判断し、行動するには、高度で高速な情報処理技術が必要です。
キヤノンは、カメラや事務機で培ってきたオートフォーカス(AF)技術に加えて、フェイスキャッチテクノロジーや文字認識技術などで用いられる画像認識技術や情報処理技術を活用し、人の目を超える次世代のビジョンシステム「スーパーマシンビジョン(SMV)」の開発にチャレンジしています。
命令された通りに行動するだけではなく、人間のように、環境や状況の変化を自ら察知、判断し、なおかつその履歴(経験)から学習する知的な「ロボット視覚」の実現をめざし、「産業用マシンビジョン」と「モニタリングマシンビジョン」の二つの領域でSMVの開発に取り組んでいます。

知的ロボットを実現する「産業用マシンビジョン」

産業用マシンビジョンでは、キヤノンのさまざまな製品の組立・検査工程における自動生産ロボットの視覚システムを開発しています。
人間の眼に相当する「撮像・照明ユニット」には、キヤノンの最先端撮像・光学技術が活かせます。そして、人間の頭脳に相当する「処理ユニット」には、キヤノンが培ってきた各種認識技術や画像処理技術が盛り込まれます。ここに「統計的機械学習(統計データの解析にもとづく予測学習技術)」にもとづいて開発されるアルゴリズムが組み込まれ、知的な学習能力を備えます。
カメラなどに使われる部品は白や黒の無彩色のものをはじめ、光沢物や透明色のものが多く、山積みされた部品のなかからひとつを認識することは困難とされてきました。産業用マシンビジョンのSMVはこれら部品の高速・高精度な供給と組み付けを可能にする視覚の開発に取り組んでいます。

イラスト:認識回路機能の概念認識回路機能の概念

今後、キヤノンは産業用マシンビジョンのSMVを、さらに高度に知的なロボットに応用できる技術として発展させることをめざします。

人間と共存するロボットの眼「モニタリングマシンビジョン」

モニタリングマシンビジョンは、「安心・安全」をテーマに、高齢者や幼児の危険を予測する機能や、リハビリテーション支援、健康管理をはじめとしたライフサポートなど、今後重要性がますます高まる領域を対象としています。人物の姿勢や動作、行動などをモニタリングビジョンのシステムが認識・学習していくことで、人間の知能を組み込んだ次世代型のネットワークカメラへ進化できると考えています。
さらに、このシステムを使って、介護や生活支援など、人間が安心して生活できるようなサポートの実現をめざすとともに、将来的には人間と共存するロボットの眼となることを追求していきます。
知的ロボットが社会のさまざまな場面で活躍する日を夢見て、キヤノンはスーパーマシンビジョンの開発に邁進しています。

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