人材を大切にする研究開発環境

人を重視する開発環境こそがキヤノンの研究開発の最大の強みです。自由闊達のなかに、一人ひとりが強い責任感と高い志を持つ社風が脈々と受け継がれています。

活発な技術者交流

イノベイティブ技術フォーラム

キヤノンは、日進月歩で進化している技術に対応するため、各種技術研修に加え、部門を横断した同じ技術領域のメンバーによる「技術コミュニティ活動」を活発に行っています。各々が知識や知恵を出し合い、ディスカッションを重ねるなどして、技術者のレベルアップをめざしています。

さらに年に一度、「技術ワークショップ」を開催しています。進展の著しい研究開発テーマを募り、ポスターセッションやワークショップを行う、いわば「社内学会」のような取り組みです。役職や分野の異なる多くの技術者が一堂に会し、技術討論・交流の場を持つことで、キヤノン全体としての技術力強化を図っています。

留学制度による技術者の育成

国際社会で競争と協調ができる技術者を育成することを目的に、「技術者留学制度」を充実させています。キヤノンの将来を睨み、現行ビジネスの将来技術や、今後必要となる研究領域での先進技術の獲得を加速します。

高度な技術を獲得した技術者は、留学先の国・地域の文化や語学も習得し、帰国後はその活躍のフィールドを広げています。

「技術優先」の企業DNA

キヤノングループの研究開発費と売上高に対する比率

「世界一のカメラをつくりたい」。

キヤノンの研究開発の歴史は、このベンチャースピリットからスタートしました。以来、常に技術を研鑽し、独自性にこだわる「技術優先」の姿勢が継承されています。

キヤノンでは継続して高い研究開発成果を生み出すために、常に高水準の研究開発費を確保し、経営の方向性と一致させた戦略的かつ適切なリソース配分を行っています。

発明者を支える取り組み

研究開発の成果は、キヤノン全体としての方向性や技術動向を見極めた上で積極的に知的財産化を推進し、その後のビジネスでの競争力を高めています。

特にユニークな取組みが「PGA(Patent Gradeup Activity)」。ひとつの発明に関して、発明者以外の技術者や知的財産部門の担当者が一緒になって、徹底的にディスカッションを行います。特許の質が高められることはもちろん、この場から新たな発明が生まれることもあります。

このような技術部門と知的財産部門の緊密な連携により、米国特許登録件数では常に上位にランキングされています。

また、優れた発明で実施効果が特に顕著な者に与えられる発明協会の「恩賜発明賞」を、過去2度にわたって受賞しています。受賞の対象となった「BJプリンタ装置の発明」および「連続X線撮影装置用大画面センサーの発明」は、現在もキヤノンのビジネスを支えています。

順位 権利者 件数
総合 日本企業
1 IBM 7,534
2 SAMSUNG ELECTRONICS 4,952
3 1 キヤノン 4,055
4 2 ソニー 3,224
5 MICROSOFT 2,829
6 3 東芝 2,608
7 QUALCOMM 2,590
8 Google 2,566
9 LG ELECTRONICS 2,122
10 4 パナソニック 2,095

2014年

  • 米国の特許専門調査会社IFI CLAIMSパテントサービスの速報値による。