「幅」と「厚み」で技術力を強化

技術をさらに強化するために、これまで培ってきたコアケイパビリティ(競争の源泉となる中核力)を形成する技術分野において、その「幅」を広げ、「厚み」を増すことを進めています。

技術の「幅」を広げる

材料技術の研究開発

技術の「幅」を広げる。これは、技術の領域を広げることを意味します。

例えば、光学技術では、扱う波長帯域を可視光から赤外線や紫外線などへ広げることで、キヤノンが従来より得意としてきた技術の周辺技術も強化されることになります。アプリケーション展開の範囲が広がったり、技術課題を別のアプローチで解決できるなど、新たな可能性が生まれてきます。

技術の「厚み」を増す

技術の「厚み」を増すとは、ひとつの技術領域のなかでも、できるだけ種類豊富な技術を保有しておくことを意味しています。

光学用コーティング材ひとつをとってみても、化学溶液堆積法や多孔質薄膜法など、さまざまな実用化の手段が考えられます。そこで、コーティングされる材料の特性やめざす仕様に合わせて最も適した手段を選べるよう、複数の技術を用意しておくのです。

技術競争が激しく市場の状況も目まぐるしく変化する昨今、常に先を読み、臨機応変に対応できる柔軟な研究開発が求められています。できるだけ多くの技術の引き出しを持ち、あらゆる要請に即応できる態勢にしておかなければなりません。

こうして、「幅が広がり、厚みが増した」基盤技術を活かして、効率的に新たな事業の核となる技術を開発したり、市場のニーズに即座に対応できるよう、「技術のプラットフォーム化」を推し進めています。