2013年度写真新世紀(第36回公募)
審査員から応募者へのメッセージ(敬称略、五十音順)
大森 克己(おおもり かつみ)
未来に繋がっていく生命力を持った、今まで見たことのない写真に出会いたいです。
佐内 正史(さない まさふみ)
ドラクエにドはまりしてるヤツ
写真にドはまりしてるヤツ
信用してます
応募してねんッ。
椹木 野衣(さわらぎ のい)
「写真新世紀」という言葉は、もともと21世紀に向けて名付け られたのではなかったか?
ゼロ年代という序章を終え、写真の新世紀は今まさに、その真っ只中へと突入しようとしている。いったい何が起こるのか?「写真はこうあるべき」ではなく、「写真はこうもありえたのか」という驚きとともに、皆さんとともにその行方を見極めたい。20世紀の写真を継ぎ、21世紀の写真を開き、22世紀の写真を予感させる者の到来を望む。
清水 穣(しみず みのる)
「リアル」「天然」「野蛮」といった、写真を見ない者が無責任に垂れ流す抽象的なキャッチコピーは通用しません。
写真を見る力が求められているとしても、写真史を参照するだけ意味がありません。「身近な友人」ではなく、あなたの理想の被写体を選び抜いてください。「なにげない写真」ではなく、考えつくし見つくしたうえで見せてください。正方形の画面は安易な旨味調味料。使えば何でも美味しいアートになります。安易な真似は止めましょう。写真は下半身的なものです。だから最大限に知性を使ってください。
HIROMIX(ヒロミックス)
美術や娯楽は何の為に生まれたかというと、労働の目的の為だと言う。民衆にたくさん働いてもらう為に。誰得?現代人は無理な状況を何とか維持している、とのことです。
そして某国の国立バレエ団は民衆に感動を与える為にあるそうです。
この基本に戻って、今後の人々の暮らしのバランスをどう変えたら良いか、また、美術に何が求められているかを皆で考えてみましょう。
私の美術に対しての考えは昔から基本的に変わらず、あらゆる文化や美術は、人々の安定した暮らしがあった上に成り立つものだと思っています。
本来なら人々の環境作りが最優先ですが、今後、今の時代を意識した、人々を癒せる美しい写真が増えると良いと思います。今後の写真表現は必然的に、より古典的な美に向かうことでしょう。
それから最近考えているのは、美術とエンターテイメントは全く対極の存在だということ。
気になって調べたところ、美術は「人々が自分自身に向き合うきっかけを与えるもの」であり、エンタメは「自分自身と向き合うことからの逃亡であり、気晴らしに過ぎない」というパスカルの説と私の考えは全く同じだったので驚きました。
このふたつは近年混同されがちですが、ようやく今後明確にそして永遠に切り離される時代が来ます。
何故なら気晴らしは成長と結び付かないから、だそうです。良いものとは何か?
似非美術ではない、明確に見分けられる人々を待っています。

