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佐藤 華連(さとう・かれん)
「だっぴがら」
「だっぴがら」
応募作品の形態:ブック/大四切/30ページ/カラー印画紙
私は、私らしいということが分かりません。
毎日毎日同じことの繰り返し、同じところで同じことをして、私は歳をとっていきます。
そのたびに、大事な何かが削り落ちていってしまうような気がしています。
今の私に何が残っているのか、ときどき怖くなります。
セルフポートレートとは、自分を写真に写す行為ですが、自分を写したところで私を感じることが自分自身できなければ、それはセルフポートレートとは言わないと思います。
自分がいた事を表す手段だとしても、私にとってそれはあまりにも可笑しなことです。
では、私を証明するには、私に私を伝えるにはどうしたらいいのか。
頭の中に答えがある気がします。
「だっぴがら」は私のセルフポートです。
PROFILE
1983年 神奈川県生まれ
2009年 早稲田大学芸術学校 空間映像科写真専攻卒業
審査評 選:清水 穣
制作意図に「ひきこもり」と書いてあるけど、そういう閉ざされた感性の鬱屈感が非常に生々しく出ていると思いました。写真でもビデオでもコピーでも、記録に残るものに対する愛憎、特に憎しみの方をすごく感じた。複写社会の中で、自分がなんて意味のない存在なんだろうという絶望が感じられる。例えば、写真を撮って、それをさらに複写して、もう一段チープにする。今私がここにいるということを感じようとしてなかなかできない社会の虚しさ。ピュアに暗い写真という感じがしました。






