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オノデラ ユキ Yuki Onodera
「君が走っているのだ。僕はダンボの耳で待つ」
「君が走っているのだ。僕はダンボの耳で待つ」
「大きなテーブルの上にたくさんの食べ物が載っている。置き方や食べ方でおいしさが変わってくるかもしれない。あまりにもたくさんの種類があって全部は食べきれない。しかも部屋は暖か過ぎる。さて、どうすべきか。私はといえば訳がわからぬままに分けたり飾ったりしている。どうやら私は食事をしようとしているのではなく、ちぐはぐなパズルをしているらしいのだ。」このようなまったく手に負えない様子が私にはとっても写真的に思え、そして今かなり興味ある事柄といえます。
「写真新世紀」は発表の場=メディアをまだ持つことの出来ない作家たちにそれを提供できる企画であってほしい。今後とも作家たちにその機会を与え続けることを期待し、今回はまた第一回の受賞ということに大きな喜びを感じております。
審査評 選:南條 史生
それぞれ違うイメージを撮っていながら、一貫した空気と、ある内的世界の存在を感じさせる。熱過ぎず、冷た過ぎず、対象との距離が明確につかめている。技術的にも十分に高い。それぞれの写真とのつながりが感覚的には感じられるが、そのストーリーは曖昧で謎めいた部分もはらんでいる。謎めいているということは貴重である。


