「写真新世紀」は、写真表現の可能性に挑戦する新人写真家の発掘・育成・支援を目的としたキヤノンの文化支援プロジェクトとして1991年にスタートしました。作品のサイズや形式、年齢、国籍などを問わない公募形式のコンテストを実施し、写真の持っている可能性を引き出す創作活動を奨励しています。また、受賞作品展の開催や受賞作品集の制作、ウェブサイトでの情報発信など受賞者の育成・支援活動を総合的に行っています。
こうした主旨にご賛同いただき、レギュラー審査員を長く務めていただいた荒木経惟氏、飯沢耕太郎氏、南條史生氏、森山大道氏、またゲスト審査員として国内外よりお招きした著名な写真家、アーティストの方々のご協力・ご支援を得て、「写真新世紀」は国内外で広く活躍する優秀な写真家を多数輩出することができ、今日、新人写真家の登竜門として評価をいただくようになりました。
写真術の誕生から170余年。デジタルカメラの普及などによって、今や誰もが気軽に写真を撮り、楽しむ時代となりました。絵画やイラストといった隣接ジャンルとも互いに影響を与え合い、写真表現の幅はより一層の広がりを見せています。
写真を取り巻く環境の多様化に伴い、「写真新世紀」も発展・変化をし続けます。創設20年目を迎えた2010年には新たな審査員の方々をお迎えし、今後も次世代の表現を切り拓く才能を発掘し、写真界に新風を吹き込むよう活動を展開してまいります。「写真新世紀」は写真表現の可能性を追求する方々が大いなる第一歩を踏み出すための「場」でありたい。そう強く願っております。

