ニュースリリース
2013年9月12日
キヤノン株式会社

キヤノンが動画撮影専用35mmフルサイズCMOSセンサーを使用し
ヤエヤマヒメボタルの高感度撮影に成功


キヤノン株式会社(以下、キヤノン)は、2013年3月に開発発表した動画撮影専用の35mmフルサイズ高感度CMOSセンサーを使用し、ヤエヤマヒメボタルの撮影に成功しました。

CMOSセンサー カメラの試作機
ヤエヤマヒメボタルが森の中を飛ぶ様子
(動画イメージ)
フルHD動画撮影専用35㎜フルサイズCMOSセンサー

■高感度・低ノイズを実現したCMOSセンサーにより暗闇での動画撮影を実施

キヤノンは2013年3月に、フルHD動画撮影専用の35mmフルサイズCMOSセンサー※1の開発を発表しました。キヤノンの一眼レフカメラの高性能を実現しているセンサー技術を集約し、さらに画素部および読み出し回路にノイズ低減のための新技術を搭載することにより、高感度・低ノイズでの動画撮影を可能にしています。

このたび、キヤノンは、ZERO CORPORATION※2の協力のもと、このCMOSセンサーを搭載したカメラの試作機を用いて、石垣島に生息するヤエヤマヒメボタルの撮影に成功しました※3。撮影は、人工的な照明の一切ない日没後の山の中で行われました。肉眼での認識は困難と言われる0.01lux以下の非常に低照度な環境※4ですが、このCMOSセンサーを用いて撮影を行うことで、体長数ミリ程度のヤエヤマヒメボタルの発する光の色や動きのほか、周囲の木々など、ホタルの生息環境まで撮影することができました。これらの動画は今後、ヤエヤマヒメボタルの研究などに利用される予定です。

キヤノンは今後も、このCMOSセンサーの、天体・自然観測での活用のほか、医療研究用途や監視・防犯機器などへの応用を検討するとともに、より革新的なCMOSセンサーの開発を進め、撮影領域の拡大と新しい映像表現の世界の開拓を目指します。

※1 

キヤノンのEFレンズで撮影できる最大のイメージサークルに対応した撮像素子(アスペクト比16:9)。

※2 

本社:東京都武蔵野市 代表取締役:竹本宗一郎氏。  

※3 

撮影協力:石垣島エコツアーりんぱな(代表:内藤明氏)  

※4 

満月時の明るさは0.3lux程度、三日月時の明るさは0.03lux程度。  

【インターネット】

キヤノン CMOSセンサーの世界 cweb.canon.jp/camera/cmos