選手紹介 - Skaters -

アシュリー・ワグナー※2017/3/23更新

プロフィール

パーソナルベスト

今季のプログラム

スポーツライター 野口美恵's EYE

ISU 世界フィギュアスケート選手権 2017

自国開催となった昨季の世界選手権(ボストン)では、悲願の銀メダルを獲得したアシュリー・ワグナー。アメリカのファンの前で最高の演技をみせ、最高のシーズンの締めくくりとなりました。25歳となった今季、ベテランといわれるスケーターの代表の1人として、存在感ある滑りを見せてくれています。

2007年世界ジュニア選手権で、キャロライン・ジャン、長洲未来に次ぐ3位となると、シニアへ移行。全米選手権は、5度目の挑戦となった2012年に初優勝を遂げました。以来、全米女王には3度輝き、ジャンプ力の向上とスケーティングの見直しを繰り返しながら、米国の“お姉さん”的存在として、実力を少しずつ伸ばしてきました。

今のワグナーの魅力は、「目ヂカラ」でしょう。もちろん顔だけの演技力という意味ではありません。全身からみなぎるエネルギーが氷に伝わるスケーティング、風を切るようなスピード感、ダイナミックなジャンプなど、スケートとしての魅力をたくさん持ち合わせていて、そのすべての魅力が「目ヂカラ」として観客に伝わっていくのです。多くの若手選手がワグナーに感銘を受け、「やはりシニアの選手は目ヂカラが違う」とコメントしているのも納得です。

昨季の表彰台で自信をつけたワグナー。今季は、アメリカ杯で優勝し、好発進となりました。ところが中国杯は今ひとつ力を発揮できず6位。その悔しさをぶつけた2017年1月の全米選手権では、国内参考記録ながら211.78点をマークして銀メダルと、調子を合わせてきました。世界選手権に向けても、ベテランの経験を活かし、ピークを持ってくることでしょう。

プログラムは、ショートがイギリスのバンド、ユーリズミックスの『スイート・ドリームズ』。音楽に乗って肩を揺らし、大人の女性の魅力が溢れるセクシーな滑りを見せてくれます。フリーは『エクソジェネシス』。荘厳な交響曲で、男子選手向きといえるほどの重厚感がありますが、この音色を表現できるのはワグナーの円熟味とパワーがあってこそ。ジェレミー・アボットがソチ五輪シーズンに滑り、全米王者となった曲でもあります。同じ米国の盟友でもあるワグナーにとっては思い出深い一曲をパワーの源に、さらなる進化に期待しましょう。

他の選手を見る

もっと見る(選手一覧へ)