選手紹介 - Skaters -

宇野 昌磨※2017/12/6更新

プロフィール

パーソナルベスト

今季のプログラム

スポーツライター 野口美恵's EYE

ISU グランプリファイナル 2017

シーズン初戦のロンバルディア杯(9月)で4回転サルコウを降り、4種類目の4回転を習得した宇野昌磨。男子トップの「4回転競争」時代のなかで、急成長を続けている19歳です。

宇野は、トリプルアクセルの習得で5年近く苦しんだジュニア時代に、スケーティングや演技を徹底的に磨きました。重心を低く保ち、氷に吸い付くようなスケーティングを手に入れているため、あらゆる上半身の動きにも足元が不安定になったり減速したりしません。足元の安定感は、数々の4回転の基礎にも繋がっています。

樋口美穂子コーチが振付師を兼ねていることも強みでしょう。宇野の長所も苦手なところもすべて把握している樋口コーチが、宇野の魅力を最大限に引き出す振り付けを考え、さらに毎日の練習のなかでブラッシュアップしていけるのです。海外の有名振付師に頼んで、そのあと手直しができないという選手も多いなかで、シーズン中にプログラムそのもののクオリティを磨いていけるのは、ファンにもジャッジにも大きなアピールになります。

今季のショートはヴィヴァルディの『四季』より『冬』。 「振り付けた時から、ショートってこんなに早く終わるんだ、と思ってしまうような、振り付けに引き込まれているとあっという間に終わる。それくらい魅力的なプログラムです」宇野がそう語るように、次々と切れ間なく詰め込まれた振り付けが音楽と一体となる、重厚感あるプログラムに仕上がっています。

また、フリーの『トゥーランドット』は、2季前にも使ったものとは音源を変えての挑戦。2季前は、異色の新人歌手ポール・ポッツによるパワーのある歌声でしたが、今季はホセ・カレーラスによる熟練味と愛が溢れる歌声をチョイス。宇野の成長にあわせて音源も変えることで、2季前よりも大人びた演技を披露してくれます。

4回転ばかりに話題が集まるシーズンですが、宇野がロンバルディア杯優勝、カナダ杯優勝、フランス杯2位と、表彰台をキープできているのは、高い演技構成点の支えがあったからといえるでしょう。ジャンプに多少のミスがあっても、9点台をマークできる演技力は一番の武器になっています。ぜひ、音楽と一体化する宇野の演技に注目です。

他の選手を見る

もっと見る(選手一覧へ)