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宇野 昌磨※2016/12/5更新

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今季のプログラム

スポーツライター 野口美恵's EYE

ISU グランプリファイナル 2016

今季、男子のトップグループのなかで、最も急成長を果たしているのが宇野昌磨です。シニアデビューを果たした昨季は、いきなりGPファイナルに進出し、276.79点の自己ベスト更新で、銅メダルを獲得しました。男子選手がシニアデビューのシーズンに、GPファイナルでメダルを獲得するのは史上初ということもあり、一気に2018年平昌五輪のメダル候補と噂されるほどの、鮮烈なシニアデビューでした。

ところがシーズン後半は、四大陸選手権4位、世界選手権7位に。シニアデビューであることを考えれば十分な成績でしたが、ジャンプにミスがあるなど本領を発揮できず、「練習してきたことが試合で出せないのは、自分の力不足」といって、涙も見せました。

もちろん、ここで終わらないのが宇野。言葉はあまり強気ではありませんが、実際には秘めたる闘争心があり、必ずや結果に繋げるタイプです。シーズン最後の試合となるチームチャレンジカップで、史上初となる4回転フリップを成功させました。

「今の男子は4回転を複数種類入れないと勝てない時代。4回転フリップを入れて、トップの選手達に食らいついていきたい」と語っています。

今季のオフには、アメリカで2週間の猛特訓。フリーの8つのジャンプすべてを4回転にして滑りきる練習を行いました。

「とにかく4回転をたくさん跳ぶことで体力もつきました。それに、これだけプログラムに入れて跳べば、本番で2本や3本入れるくらい簡単なことなんだ、と思えるようになりました。精神的な意味でも強くなったと思います」

今季は「ショートで2本、フリーで3本」の4回転を入れ、世界トップ争いのなかでも引け目を取らないジャンプ構成に挑みます。また夏の特訓の成果もあり、シーズン前半から試合での成功率が高いのも強みです。10月に行われたアメリカ杯のフリーでは、早くも「4回転3本」すべてを成功させ、手応えを掴みました。

ショートは『ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジー』で、幻想的なメロディーと、彼の氷に吸い付くようなスケーティングがよくマッチしています。またフリーは『ブエノスアイレス午前零時』『ロコへのバラード』のピアソラメドレーです。タンゴのキレ味ある動きと、世界のトップを目指す宇野の闘志がうまく噛み合って、情熱が前へ前へとあふれ出るようなプログラムに仕上がりました。

GPファイナルでは、アメリカ杯ではあと一歩だったパーフェクトな演技を目指します。

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