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ケイトリン・オズモンド※2016/12/5更新

プロフィール

パーソナルベスト

今季のプログラム

スポーツライター 野口美恵's EYE

ISU グランプリファイナル 2016

17歳の時、カナダ選手権で優勝し、トップ女子選手が少ないカナダチームのなかで、次世代のエースとして期待されたのがケイトリン・オズモンドです。

北米の選手らしい、スピードとパワーと筋力を活かした、ダイナミックさが売り。ジャンプが決まった時は、飛距離もあり雄大さを感じさせます。一方で少しでも弱気になって高さが出ないと、回転不足になったり着氷がブレたりする弱さもありました。そのため、国内戦では2013年、2014年と連覇を果たしながらも、国際試合ではなかなか成績が安定せず、苦戦してきました。

数々のケガにも悩まされてきました。ソチ五輪シーズンでは、カナダ杯を途中棄権、ロシア杯は欠場。2014-2015シーズンは練習中のケガのために1年まるごと休養。復帰シーズンとなった昨季は、まだペースが戻らずカナダ選手権3位となり、世界選手権に出場することができませんでした。

しかしここで終わらなかったオズモンド。もともと持ち味だった「3回転フリップ+3回転トウループ」の精度を磨き、今季は自己ベストを、179.41点(2015年ネーベルホルン杯)から206.45点(16年カナダ杯)まで、一気に27点も伸ばしました。スピン、ステップも1つ1つを丁寧にこなすことで、レベル4に加点をしっかりともらい、今の採点方式を熟考したうえで作戦を練っているのが分かります。

今季のプログラムは、ショートがエディット・ピアフの熱唱する『パリの空の下』、フリーがプッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』です。GPファイナル直前に21歳になる彼女は、女子フィギュア選手のなかでは、中堅からベテランと呼ばれる年代に突入します。どちらも大人っぽさのなかに気品が漂う演技で、誰が見ても好印象。ロシア女子が個性や勢いで押してくるなか、正統派の彼女の演技は、見ている人の心を優しくほぐしてくれるような温かさがあります。

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