選手紹介 - Skaters -

樋口 新葉※2017/12/6更新

プロフィール

パーソナルベスト

今季のプログラム

スポーツライター 野口美恵's EYE

ISU グランプリファイナル 2017

日本女子はオリンピック出場2枠という激戦のなか、シーズン前半にしっかりと力を発揮しているのが樋口新葉です。ジュニア時代から、一気に加速するスケーティングのパワーと疾走感で目を引く選手で、“ジェット新葉”の異名をとってきました。

今季は、ショート、フリーともに樋口の魅力を引き出すプログラムに出会い、これまで以上にスピード感とキレ味のある演技を磨いています。

ショートは『ジプシーダンス』。樋口が「最初の出だしの部分が好きで、格好良いなと思っていた曲。自分にも合うと思っていて、使いたかった」という一曲。ジプシーのワイルドな動きの部分は、振付師のマリーナ・ズエワから「本当のジプシーのように、雑で、粗い感じを出して」といわれ、力強く思い切って演技していると言います。男性を誘惑するスローパートの部分では、女性らしい演技を意識して、力が入りすぎないように演技。「メリハリを大事にしたいプログラムです」と樋口。

またフリーは、樋口にとって十八番になりそうな予感。映画『007 スカフォール』のテーマ曲を使い、ボンドガールではなく、ジェームス・ボンド自身に扮するというプログラムです。映画の冒頭にある、列車の屋根の上での銃撃戦をイメージしたというシーンなどもあり、樋口が“ワカバボンド”となって疾走します。

男性役に扮するからといって汚い動きにならないのは、樋口のスケーティング力があってこそ。もし基礎力のない選手が無理にパワフルに動こうとすれば、スケーティングが不安定になったり、動きが固くなってスピードが落ちたりしてしまいますが、樋口は基礎力があるため、どんなにパワフルに動いても“フィギュアスケートの表現”としてまとめられるのです。これは彼女の最大の魅力でしょう。

「最初はキム・ヨナさんがオリンピック女王になったときのプログラムなんて無理、と思いましたが、違う曲で違う編曲。踊ってみたら自分に合うな、と思えてきました」と手応えを感じている様子です。

オリンピック2枠の獲得を目指し、このGPファイナルで意地でも上位に入り、世界に存在感を示してくれることでしょう。

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