選手紹介 - Skaters -

ネイサン・チェン※2016/12/5更新

プロフィール

パーソナルベスト

今季のプログラム

スポーツライター 野口美恵's EYE

ISU グランプリファイナル 2016

今季はGPシリーズに入る前の初戦から、フリーで「4回転ジャンプ4種類5本」に挑戦し、関係者の間で話題になった、アメリカの若き17歳のネイサン・チェン。ジャンプの才能に加え、演技力にはジュニア時代から定評があり、次世代を担う選手として注目を浴びています。

まず圧倒的なのはジャンプの能力。4回転トウループ、4回転サルコウ、4回転フリップ、4回転ルッツの4種類を跳ぶことができる世界唯一の選手です。特にフリップとルッツは、3回転でも跳び分けに苦労する選手が多いなかで、両方の4回転を跳ぶというのは前代未聞の出来事でした。

すでに11月のフランス杯では、4回転フリップとルッツを成功。また昨季の時点でサルコウとトウループも成功させています。あとは「4回転4種類5本」を揃って成功させる瞬間が待ち焦がれています。

NHK杯では、4回転フリップと4回転トウループを成功。
「憧れの羽生結弦選手と一緒に練習をし、試合をしたことで、すごく刺激を受けました。4回転すべて着氷することはできませんでしたが、僕の名前をアピールできたと思うでの良かったです」と語りました。

また表現面でも、クラシックバレエの基礎を生かした優雅な舞が魅力です。今季のショートはバレエ『海賊』、フリーはオペラのナンバーで『だったん人の踊り』。どちらも彼の、洗練された背中のラインやフリーレッグの足裁きが活かされたプログラムです。

昨季は、ジュニアGPファイナルで優勝し、ジュニアの世界トップを走っていたチェン。2016年1月の全米選手権は、シニアのお兄さん勢がいる中、3位と健闘し話題をさらいました。しかしそのエキシビションの練習中に股関節を痛め、世界ジュニア選手権を辞退。左股関節の手術を経て、今季あらためてシニアデビューと共に復帰を果たしました。

まだジャンプのミスが多いために演技構成点が伸びてきませんが、伸びしろの大きさは無限大。複数の4回転をきっちりと跳んだあかつきには、かつてない名演が生まれ、高い演技構成点を叩き出せることでしょう。秘めたる実力が爆発する日は近い天才児です。

他の選手を見る

もっと見る(選手一覧へ)