ISU グランプリファイナル 2012

ハビエル・フェルナンデス

プロフィール

国籍:スペイン
生年月日:1991年4月15日
身長:173cm
所属先:Toronto Cricket and Skating Club
コーチ:ブライアン・オーサー、トレイシー・ウィルソン

パーソナルベスト

総合:253.94
(ISU スケートカナダ 2012)
ショートプログラム:86.23
(ISU NHK杯 2012)
フリースケーティング:168.07
(ISU スケートカナダ 2012)

今季のプログラム

ショートプログラム

映画『マスク・オブ・ゾロ』サウンドトラックより
振付:デイビッド・ウィルソン

フリースケーティング

『チャーリー・チャップリンメドレー』
振付:デイビッド・ウィルソン

ここがみどころ!

文・野口美恵(スポーツライター)

ショートの『マスク・オブ・ゾロ』では、冒頭に雄大な4回転トウループが入ります。なんと今季、ショートでの4回転成功率は100%。美しい弧を描く4回転ジャンプに注目したい。
フリーは、世界最高レベルともいえる、4回転ジャンプ3本に挑戦する。冒頭に4回転トウループ、4回転サルコウ、そして後半に4回転トウループからの連続ジャンプが1本。まだすべてを成功させた試合はないが、グランプリファイナルでは3本揃えられるかどうか、目が離せない展開となるだろう。
またフリーは、チャップリンになりきって、多彩な表情と可愛らしい動きでコミカルな演技を披露する。まるでフィギュアスケーターというより、演技派の俳優といった感情の入り込みよう。中盤のステップシークエンスでは、必ず会場から笑いが起こるほどだ。

スポーツライター野口美恵's EYE

現役選手のなかで、最も理想的な4回転サルコウを跳べると言い切ってもいい、ハビエル・フェルナンデス選手。彼の4回転サルコウは、滑りの流れを生かして無理な力を使わずに踏み切り、空中姿勢に入る時は、筋力の強さで体を一気に締め上げます。力みのない踏み切りと、エネルギッシュな飛躍とが合わさり、ジャンプの中に芸術性すら感じさせるのが、彼の素晴らしさでしょう。
昨季より、キム・ヨナを育てた名コーチ、ブライアン・オーサーの元に移り、早くも大器の片鱗を見せています。ジャンプだけに頼る選手でなはなく、コミカルな演技からクラシックまで、多彩に踊り分けられる、演技派としての魅力が一気に増しました。
まだ、試合ごとにジャンプの波があり、ショートとフリーをコンスタントに揃えられずにいますが、潜在能力は世界トップクラス。同門の羽生結弦選手と互いの卓越したジャンプを見せて刺激しあいながら、競って基礎スケーティングを磨いていくことで、さらなる才能の開花が待たれます。

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