技術系社員紹介

相木 大輔
物理系 解析・シミュレーション
相木 大輔 サガキ ダイスケ
総合R&D本部
2007年入社

社内の技術コンサルタント

私は本社の研究開発部門である解析技術開発センターで働いています。このセンターでは、直接製品の設計・開発はしていませんが、開発部門で抱えている技術課題を一緒に解決するサポートをしています。そのための2つの道具が、実験計測とシミュレーションです。必要に応じて、内製シミュレーターの開発も積極的に行っています。現在の主な業務は、インクジェットプリンターの画質を良くするため、インク・紙の材料が画質に与える影響を、実験とシミュレーションの両面から詳しく調べることです。開発部門と協力して、こうした基礎的な技術を積み上げることで、みなさんの手元によりきれいに、より早く印刷できるプリンターが届けられます。私たちの仕事は、言うなれば社内の技術コンサルタントだと思っています。開発部門と一緒に仕事をする中で、普段の仕事とは別の相談をもちかけられることがありますが、そんなときこそできるかぎりの知恵を出して、協力するようにしています。こうした小さな信頼の積み重ねによって、人間関係が拡がっていくのだと思います。

専門分野間の橋渡しになる

私の専門は物理です。機械や電気・電子、情報の方がそれぞれ高い専門性を発揮して活躍している傍ら、物理という言葉は曖昧です。物理とはなんでしょうか?私の考える物理は、それぞれの専門の間の潤滑油です。関係する各部門の間に立ち、技術的な意思疎通の橋渡しとなるような仕事をしようと努めています。そのためにも私は今、「どんな話を聞いても、知らない・分からないと言わない」ことを目標にしています。入社以来、一緒に仕事をする部門は次第に増え、今では4部門になりました。それぞれ材料・機械・制御・ソフトと、まったく別の専門をもっています。人間関係が拡がり、多様な方と仕事ができるようになることは、苦労もありますが、大きな喜びであり楽しみでもあります。最近の出来事ですが、普段関わっているインクジェットとは全く別の事業のアイデアを出す打ち合わせに呼んでもらえました。技術者として、とてもうれしく思います。何か困ったときには、まず彼に相談してみよう、そう思ってもらえるような技術者となれるよう、これからも多くの人との信頼関係を育てていきたいです。

実験とシミュレーションは車軸の両輪

学生のときは、いわゆる実験屋で、昼夜を問わず工作と実験を繰り返していました。一方でシミュレーションは無味乾燥で結果も信用できないと、大の苦手でした。そのため、会社に入ってこれほどシミュレーションに深く関わるとは、夢にも思っていませんでした。しかしながら、今の部署に配属になって解析(分からないことを分かるようにすること)という業務を行う中で、実験とシミュレーションは車軸の両輪だと考えるようになりました。シミュレーションは、正しく使えば強力なツールですが、妄信しすぎても判断を誤ってしまいます。そうした失敗をしないように、実験とシミュレーションのバランスを取っていく仕事は、私のようにまず疑いをもって考える人間に向いていたのかもしれません。このように、自分では向いていないと思っていても、よく知っていくとそうではない、ということは多くあると思います。広い視野をもって、できるだけ多くの先輩と話をするといいと思います。よく言われることですが、就職活動中は企業が腹を割って話をしてくれる大きなチャンスです。多くの人と話をする中で、自分のしたい働き方のイメージや、自分の強み・弱みも見えてくると思います。家で机に向かって考えていても、考えは拡がりません。ぜひ就職活動を最大限に楽しんでください。

このページのトップへ