技術系社員紹介

濱田 成
情報系 システムソフトウエア開発
濱田 成 ハマダ ナル
イメージコミュニケーション事業本部
2005年入社

新機能をユーザー視点で製品に落とし込んでいく

入社後2年間の「ソフトウエアエンジニア研修生」を経て、デジタルビデオカメラ「iVIS」のUI(ユーザーインターフェース)制御ファームウエアを担当しています。UI制御ファームは、タッチパネルやキーなどのユーザー操作を受け付け、カメラ・レコーダーなどのコンポーネント制御を行い、さらに表示部へ画面表示指示を行う、まさにビデオカメラの司令塔的な役割を担います。そのため、実際の業務でも、新機能の仕様検討から各コンポーネントの制御設計、ユーザーフレンドリーな操作フローの検討など、UIを基軸としたオールラウンダーとしての役割が求められます。ビデオカメラ「iVIS」は毎年さまざまな新機能が追加されていますが、そのような新機能も企画段階ではぼんやりとしたイメージ像。そのイメージを、「この機能のターゲット層は?」「ユーザーが使いやすいか?」などユーザー視点で具体的な製品に落とし込んでいく、やりがいのある仕事です。

実際に手に取って、納得がいくまで煮詰めていく

「ユーザビリティ」という言葉の奥深さ、そして複雑さを日々感じています。 デジタルビデオカメラ「iVIS」は、ハイアマチュア層から子育て中のママまで幅広いユーザーが使用するため、それぞれ「使いやすい」と感じるUIは異なります。さらに、同じユーザー層でも年齢層やビデオカメラの使用経験など、さまざまな要因によって操作方法が違ってきてしまうのです。そのため、綿密に設計した上で実装し、再度レビューを行ったとしても、また誰かが「こういう別の使い方もできるけど、これだと操作が難しいんじゃない?」と予想もしていなかった意見を言う。こういった場合でも「これがキヤノンのクオリティです」と胸を張ってユーザーに説明できないのであれば、いかに困難な課題であっても妥協できないのです。この経験を経て、ロジカルなユーザビリティ向上のための手法も重要ですが、「実際に手に取って、納得がいくまで煮詰めていく」ことの大切さも再認識しています。

ユーザー視点の幅をさらに広げていきたい

キヤノンでは、パーソナル向けビデオカメラだけでなく、業務用ビデオカメラも開発を行っています。ですから、業務用ビデオカメラの開発にも携わりたいと考えています。これが現在の目標です。業務用ビデオカメラは、映像のプロフェッショナルが使用します。ですから、当然パーソナル向けとは異なる操作性・信頼性が求められます。実際に、キヤノンでは開発者が映画製作やテレビ局などの現場に足を運びながらカメラマンの方々と直接ヒアリングを行い、綿密にコミュニケーションを取りながらユーザーの声に応えています。このように、映像制作のプロフェッショナルとともに製品を作り上げていくことで、さらに私のユーザー視点の幅を広げていくことができると考えています。「新たな分野に挑み、新たなユーザーに触れることで、また自身も成長したい」、キヤノンの事業の幅広さ、奥深さはいまだに底知れません。

市場の激変期は、次なる成長へのチャンス

以前は動画撮影機器といえばビデオカメラが主でしたが、現在はデジタル一眼レフカメラ、コンパクトデジタルカメラ、携帯電話などさまざまな機器がハイビジョン動画撮影に対応し、市場はまさに激変期を迎えています。そしてこの市場の激変期には、次なる成長のためのチャンスが必ず潜んでいるのです。私が過去に担当した「iVIS HF10」は、内蔵フラッシュメモリーとSDメモリーカードの2つのメモリーに動画を記録する「ダブルメモリー」を初めて採用した機種ですが、当時はHDDへの記録が民生機の主流。キヤノンのみが「メモリー記録がビデオカメラの究極形だ」という信念を持って製品展開し、従来のビデオカメラの形を覆す成功を収めたのです。このように、キヤノンを取り巻く世界市場は日々激変していますが、それは「キヤノンでの毎日はチャンスにあふれている」とも言えるのです。このチャンスをみなさんとともにものにし、喜びを共有できる日が来ることを心待ちにしています。

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