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本文のはじまりです。

入社者インタビュー(生産技術開発)

自分がやるべきことは何か。周囲の人々が差しのべてくれるたくさんの「手」に、しっかりと応えたい。

ナノメートルオーダーの測定を実現する、
キヤノン独自の計測機を開発。
デジタルカメラやプリンター内に搭載されるレンズやプリズムなどの自由曲面光学素子。曲率変化の大きい自由曲面の加工にはナノメートルオーダー(100万分の1ミリ)という高精度の計測技術が必要不可欠であり、従来の生産技術では成り立ちません。私が所属する生産技術本部では、ナノメートルオーダーの測定を実現する自由曲面計測装置を独自に開発しており、私自身も難易度の高い開発課題にチャレンジしています。
学生時代の就職活動では、一つの技術分野を突き詰めるのではなく、広く深く学べる研究開発職に就きたい、と考えていました。入社以来関わっている自由曲面計測装置は、技術フィールドが非常に広く、毎日が勉強の日々。私の大学時代の専攻は熱工学でしたが、学んだことにこだわらず、何でも新しいことにチャレンジしていこう、との想いが強かったので、まさに理想の職場です。
不安だった、人とのコミュニケーション。周囲からさまざまな手が差しのべられた。
社会人になるにあたって、なにより不安だったのは他の人とのコミュニケーションです。キヤノンの面接時、面接者は私の話が聞き取りにくい際は何度でも聴き返してくれました。私は知らなかったのですが、入社式の前に人事部門から実家の両親に電話が入り、手話の通訳やノートなど、事前に何か用意することはないかと尋ねてくれたそうです。学生時代を通じて今まで一度もそのような連絡をもらったことはなかったと、両親がとても感激していました。職場に配属されたとき、先輩から真っ先に、分からないことは遠慮なく何でも聞いてくれ、といわれたときは、本当にほっとしたことをよく覚えています。
ただ最初の頃は、みんなで話し合う会議などの場面では苦労がありました。職場のメンバーが会議の議事録を作ってくれたり、私のほうに顔を向けて話してくれたりと、いろいろなところで周囲の助けがあり、それが大きな励みとなりました。
榎本 顕議(障がい内容/聴覚):生産本部 生産技術研究所(2002年4月入社)
自分ができることを精一杯やることから、道は開けていく。
私は難聴という障がいを持っていますが、会議などの場で相手の意見をすぐに聞き取ったり、それに対して答えたりすることが難しいだけで、それ以外は健常者となんら変わりはない、と考えています。できないことに注意を向けるのではなく、自分が今、やるべきこと、できることに集中して、しっかりとアウトプットすること。それが一番大事なのだと気づいたのは、先輩や同僚が差しのべてくれる「手」に対して、私は何を返せるのかと、自分の役割や立場について深く考えるようになったことがきっかけでした。
キヤノンには『三自の精神(自発・自治・自覚)』という行動指針がありますが、なかでも「自覚」という言葉は、私がキヤノンらしさを強く感じる言葉です。自分ができることを精一杯やれば、必ず誰かが応援してくれる。そうした環境が、キヤノンにはあると思います。

本文のおわりです。

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