キヤノン株式会社 CSR活動 For Society:新たな価値創造、社会課題の解決次世代のものづくりへの貢献

独自のテクノロジーで生産現場に革新を

産業用ロボットによる高速・高精度なピッキング作業を可能にする「3Dマシンビジョンシステム」産業用ロボットによる高速・高精度なピッキング作業を可能にする「3Dマシンビジョンシステム」

課題とアプローチ

生産年齢人口の減少は、高齢化が進む先進国だけでなく、新興国においても将来、大きな課題になると考えられています。今後いかにして、商品やサービスの質を損なうことなく、つくり手を確保していくべきか――各企業は、減少する人材の能力を最大限に発揮させる新たな生産の仕組みを模索しています。
このような課題に対して、キヤノンは産業用ロボットや人工知能をはじめとした自動化技術を導入し、製造現場の構造改革を支援することで、人々の労働を単純作業から、より高度な判断を要する付加価値の高い仕事へと転換していくことができると考えています。
例えばキヤノンでは、最先端の画像認識技術、情報処理技術、光学技術を活用して、産業用ロボットがこれまで不得意としてきたバラ積み部品のピッキング工程などを自動化する「3Dマシンビジョンシステム」を開発し、生産現場の新しい姿を提案しています。また、現実世界と仮想映像をシームレスにリアルタイムに融合して表示する「Mixed Reality(複合現実感)」技術を具現化したソリューション「MREAL」を開発。設計・製造やデザインの現場において、実寸大スケールでのシミュレーションや各種評価作業を行うことができ、製品の試作レスや開発期間の短縮に加え、コストの圧縮や省資源にも貢献します。これからもキヤノンは、ものづくり現場における新しい価値の創造をめざして、イノベーションを追求していきます。

各国の全人口に占める生産年齢(15~64歳)人口の割合(%)

  2014年 2025年 2050年
日本 61.2 57.9 50.9
アメリカ 66.2 62.4 60.4
カナダ 68.0 62.7 58.8
イギリス 64.6 62.5 58.7
ドイツ 65.7 61.8 54.7
フランス 63.5 60.6 57.6
イタリア 64.5 62.0 53.1
ロシア 70.8 66.2 62.4
中国 72.8 69.2 61.3
インド 65.9 67.6 67.8
ブラジル 68.6 69.0 62.2

Case study

自動化生産ラインの課題に応える「3Dマシンビジョンシステム」

バラ積み部品をピッキングし、溶接工程へ供給バラ積み部品をピッキングし、溶接工程へ供給

産業用ロボットは、今や製造業に欠かせない存在です。しかし、パレットや部品箱にバラ積みされた部品を一つずつ取り出すピッキング作業においては、ロボットが作業しやすいよう事前に人が所定の位置に部品を配置し直す必要があり、工程短縮や自動化のボトルネックになっていました。
こうした課題に応えるために、キヤノンは、バラ積み部品のピックアップを高速・高精度で行える3次元認識機能を搭載したマシンビジョンシステムを開発。これは、「ロボットの眼」となる装置で、既存のロボットと組み合わせることで、バラ積みされた部品の位置や姿勢を高精度に認識し、正確でスピーディな部品供給を行うことができます。2015年には、より小さな部品のピックアップを可能とする製品を新たにラインアップに加え、電気機器業界などの小型部品を扱う生産ラインにおいて、幅広く導入が可能となりました。キヤノンは、今後も生産ラインの自動化を推進するさまざまな業種のお客さまのニーズに応え、高い精度と品質が求められるものづくり現場をサポートしていきます。

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