キヤノン株式会社 CSR活動 For the Earth:地球環境の保護・保全資源循環型社会実現への貢献

少ない資源で多くの価値を生み出す「資源生産性の最大化」を追求

インクカートリッジの自動リサイクルシステム「CARS-I」インクカートリッジの自動リサイクルシステム「CARS-I」

課題とアプローチ

グローバル経済の拡大にともなう資源需要の増大は、石油や鉱物などの資源類の枯渇や廃棄物の増加などの問題をもたらしています。また、EUでは欧州委員会による資源循環型社会に向けたロードマップが策定されるなど、持続可能な形で効率的な資源利用をめざす動きが起きています。
こうしたなか、キヤノンは多くの資源を使用するメーカーとしての責任を果たすために、より多くの価値を、より少ない資源で提供する「資源生産性の最大化」をめざしています。例えば、オフィス向け複合機を新品と同等の品質でよみがえらせる「リマニュファクチュアリング」を行うほか、業界に先駆けて使用済み製品や消耗品の回収・リサイクル(再資源化)体制を構築してきました。とりわけ、トナーカートリッジにおいては、1990年から開始したリサイクルプログラムや、リサイクルに配慮した製品設計を推進しています。さらに、リサイクルにあたっては、繰り返し同じ製品に使うクローズドループリサイクルに注力しています。今後も、技術革新を通じてリサイクル技術の高度化を進めるとともに、リサイクル比率の向上やリサイクルの効率化を進めていきます。

世界の主な資源の可採年数

資源 可採年数
鉱物資源 鉄鉱石 56.0
銅鉱石 38.5
亜鉛鉱 14.9
18.9
スズ 17.8
20.9
18.7
化石燃料 石油 52.5
天然ガス 54.1

Case study

長年にわたるリサイクル活動を通じて資源循環に貢献

「CARS-I」投入前のインクカートリッジ「CARS-I」投入前のインクカートリッジ

キヤノンでは、資源循環に向けて、消耗品のリサイクル強化に取り組んできました。2015年に25周年を迎えた「トナーカートリッジリサイクルプログラム」は、その活動内容が外部からも高く評価され、キヤノンヨーロッパが「Green Apple Awards」のゴールド賞およびThe Circulars 2016「People's Choice Award」最優秀賞を受賞しました。
また、インクジェットプリンターなどで使用されるインクカートリッジの回収・リサイクル活動も、1996年から20年にわたって継続し、現在では30以上の国・地域で展開しています。
2014年には、日本におけるリサイクル拠点であるキヤノンエコロジーインダストリーにおいて、インクカートリッジの自動リサイクルシステム「CARS-I(Canon Automated Recycling System for Ink Cartridge)」が稼動を開始しました。このシステムでは、回収された製品の機種別の分別から、解体、粉砕、洗浄までの工程を一貫した自動化ラインで効率的に処理します。「CARS-I」の導入により、処理能力の大幅な向上が図れただけでなく、マテリアルリサイクル材の収率を向上させることができました。今後もさらに技術を磨き、高度なリサイクルを追求していきます。

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