USMは、キヤノンが世界に先駆けて実用化に成功した、AF(オートフォーカス)駆動用モーターです。 従来のモーターが電磁力によって回転していたのに対し、USMは超音波振動のエネルギーという、まったく新しい原理に基づいて回転します。その構造は大変シンプルで、基本的にはステーターという弾性体とローターという回転体から構成されています。ステーターには圧電セラミック素子が接着されていて、この素子に電気を通すことでステーターがたわみ、波のように動いて超音波振動エネルギーが発生します。USMをフォーカス駆動源として使用することで、従来のモーター+減速ギアによるフォーカス駆動方式に比べ、格段に高速・高精度・低駆動音(限りなく無音に近い)を実現しました。またほとんどのUSM搭載レンズでは、AFモードのままでマニュアルフォーカスが可能な、フルタイム・マニュアルフォーカスも可能です。USMには、大口径レンズや超望遠レンズに適したリングUSMの他に、小型レンズに適したマイクロUSMがあります。※実際のステーターはミクロン単位で振動しています。