キヤノンカメラ史
1997-2000 短編物語
新しい映像の時代

発展を続けるEOSシリーズ

1990年代後半、EOSはさらに新機種を発表し続ける。1998年(平成10年)11月、45点測距ポイント、21分割評価測光、「EOS-1N」と同等の耐環境・信頼性を備えた「EOS 3」。1999年(平成11年)4月、エントリー機種とは思えないほどの高機能を搭載し、かつ小型・軽量を実現した「EOS Kiss III」。そして、2000年(平成12年)4月、カメラ新世紀にふさわしい究極のAF35mm一眼レフカメラとして大きな話題を呼んだ「EOS-1V」。キヤノンは、世界のAF35mm一眼レフカメラをリードするメーカーとして、常に独自の技術革新を積み重ねている。

ランナップも増えたAPS

APSに目を向ければ、「New EOS Kiss」の基本性能とAPSの機能を融合したAPS一眼レフカメラ「EOS IX 5」や、5m防水機能を備えたユニークな機種「IXY D5」などバリエーションが豊富になってきた。

これからの時代を担うデジタル映像メディア

デジタルカメラ、デジタルビデオカメラの進歩も著しい。1998年(平成10年)には、「EOS D2000」など業務用デジタルカメラを発売する一方、「PowerShot A5」や「PowerShot Pro70」なども発売。2000年5月には、APSのヒット機種「IXY」をデジタル化した「IXY DIGITAL」が登場している。
デジタルビデオでは、1997年(平成9年)にキヤノン初のデジタルビデオカメラ「MV-1」が登場。さらに1999年(平成11年)の「PV1<撮レビアン>」は、小型・軽量・高画質を実現し、ファミリーユース機として2000年(平成12年)5月発売の「FV10」へ発展した。アドバンストアマチュアやプロユース機としては、レンズ交換式の「XL1」が1998年(平成10年)2月に発売されている。「XL1」は、その機能と堅牢性というゆるぎない信頼性により、NASA公認のデジタルビデオカメラとしてスペースシャトルとともに宇宙にまで進出した。